Pseudo Queen's Indian Defense
クイーンズ・インディアン・ディフェンスの完全な構え(ナイトは f6、ポーンは b6、ビショップは b7 へ)を、まだ c4 と言っていない白に差し出します。
名前の「擬似」は司書の言葉であって、批判ではありません。本物のクイーンズ・インディアン・ディフェンスでは白がポーンを c4 に決めています。ここでは白が 2. Nf3 を選んだので、黒の 2...b6 は移行への常設の招待状です。c4 が 1 回来れば本物に入ります。同時に、白が断った場合には完結した一つのシステムでもあります。b7 のビショップの仕事はどちらでも変わりません。長い斜筋を見張り、e4 を抑え、白の中央への拡大を権利ではなく交渉に変えることです。
クイーンズ・ポーンに対する ...b6 のフィアンケットは、アロン・ニムゾヴィッチの遺産です。まず駒で中央を支配し、占領は後回しにし、伸びすぎた相手を圧力の中へ歩ませる。この手順が譲っているのは、戦場を白が選ぶという点です。そしてクラブプレイヤーの多くは、自分の得意なシステムを選びます。f4 へ出るロンドン・システムのビショップ、Bg5 のトーレ・アタックのピン、キングサイドのフィアンケット、あるいは素直な e3 の展開です。どれも何かを反証するわけではありません。本当の勝負は、どちらの構えの知識が深いかです。だからこそ、形から入るタイプの人はここに双方の側から気持ちよく住んでいます。
構造について一つ、毎局持っていく価値のある注意があります。黒が主張したばかりのその斜筋を白が争う g3 のプランこそ、最も原則的な試練です。双方の白マスのビショップが中央を狙うと、戦いは d5 と e4 のマスに移り、...c5 や ...d5 のタイミングが、局面を解きほぐすのか標的を作るだけなのかを決めます。システムの手には展開と自分のプランで応じましょう。そうすれば、このオープニングに待ち伏せされることはありません。
システムを一つ選び、確信をもって指しましょう。3. c4 はメインラインの議論を望む人を本物のクイーンズ・インディアン・ディフェンスへ移します。3. Bf4 や 3. e3 はロンドン流の居心地のよさを組み立て、3. Bg5 はピンをかけて探りを入れ、3. g3 は a8-h1 の斜筋を正面から争います。これが最も原則的な試みで、クラブレベルでは最も効果的でもあります。どれを選んでも、ミドルゲームのプランは同じです。できるところで ...c5 と ...d5 を抑え、展開を終え、そのうえで e4 や d5 のスペースを求めることです。
まず小さな仕事を片づけます。...Bb7、...e6、...Be7、キャスリング。それからポーン突きを選びます。主役は ...c5 で、d4 を叩くのと同じ瞬間にビショップの斜筋を開きます。...d5 はより落ち着いた古典的な構造へ向かいます。フィアンケットに対しては、...Bb7 と素早い ...c5 というマリエンバードの処方が、中央に即座の発言権を与えてくれます。ビショップが方位磁針です。長い斜筋を永久にふさぐプランなら、それはたいてい間違ったプランです。
クラブレベル(Lichess の 1600-2000)では、この局面はコミュニティの対局およそ 671,000 局に現れ、白の答えは割れています。3. Bf4 が 22.9% で首位(白の成績 52%)、3. c4 が 21.8% で僅差(51%)、続いて 3. e3 が 16.6%(50%)、3. g3 が 16.1%、3. Bg5 が 10%(53%)です。静かな主役は 3. g3 で、54% と最高の成績を挙げています。黒の狙いそのものを争う唯一の応手です。鋭いセオリーよりシステム的なチェスを想定して、この五つの構えそれぞれに良いプランを一つずつ用意しておきましょう。
アロン・ニムゾヴィッチ — 1. d4 に対する ...b6 のフィアンケットは、彼のハイパーモダンの商標です。白が c4 に踏み切る前のクイーンズ・インディアン・ディフェンスの発想、というわけです。
- 分類
- インディアン
- 初手
- 1.d4
- ECO
- A47
- 変化
- 1. d4 Nf6 2. Nf3 b6