白番用 · クラブ
ツッケルトルト・オープニング
11/11
1.Nf3Nf62.g3g63.b3Bg74.Bb2O-O5.Bg2d66.O-O
白は 1.Nf3 で始めます。柔らかく、まだ何も決めていない手です。キングス・インディアン・アタックの形にも、レティ風の c4 にも、静かなダブル・フィアンケットにも進めます。ここでのメインプラン(g3、b3、両方のビショップをフィアンケット)は、センターのポーンに触れる前に長い対角線へ圧力をため込む指し方で、その辛抱こそが、戦いの場所を黒のプランに決めさせる仕組みになっています。
狙いどころ
- 毎局まったく同じ形を組む。Nf3、g3、Bg2、b3、Bb2、O-O。黒のたいていの応じ方に通用するので、変化の暗記は要らない。
- ダブル・フィアンケットは両方のビショップを黒のクイーンサイドとセンターに向ける。黒が早めに ...d5 か ...c5 と来たら、センターを占めにいかず c4 で横から挑む。
- 白番の初心者は d4 を急ぎすぎて、自分の Bb2 を塞いでしまいがち。長い対角線は開けたまま保ち、駒がそれを活かせる形になってから d4(か e4)を突く。
- 黒の速い ...e5(ロス・ギャンビットの領域)に慌ててポーンを取りにいかない。d3 か c4 で落ち着いて展開すれば形は健全なままで、黒の早いポーンのほうが標的になる。
- こちらの g3 に対して黒が ...h5-h4 のポーンストームを狙ってくることがある。短くキャスリングしているなら、...h5 が来た時点で自分のキングサイドのポーンは動かさず、展開を終わらせることに集中する。
- 初手が何も決めていないのだから、2 手目と 3 手目は黒が何をするか(フィアンケット、...d5、...e5、...c5)を見るために使う。その柔らかさこそ 1.Nf3 を指す理由。
実戦データベースLichess 1600–2000 · ブリッツ + ラピッド
手白 / 引き分け / 黒頻度対局数スコア
35%23k50%
16%11k48%
15%10k49%
14%9.1k51%
11%7.1k49%
3.5%2.3k45%
1.5%99945%
0.6%42351%
0.6%42148%
0.5%36052%
この変化の名局151 マスターの対局
Karjakin, Sergey (2782) – Mamedyarov, S. (2808)Caruana, F. (2791) – Giri, A. (2752)Le Quang Liem (2703) – Vachier Lagrave, M. (2745)Speelman, Jonathan S (2597) – Gelfand, Boris (2713)Daneshvar, Bardiya (2598) – Sindarov, Javokhir (2677)Kramnik, Vladimir (2769) – Ghasi, A. (2471)Anton Guijarro, D. (2652) – Ibarra Jerez, JC. (2570)Moussard, J. (2506) – Duda, J. (2666)このオープニングの使い手 Karjakin, Sergey · Caruana, F. · Le Quang Liem · Kramnik, Vladimir
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