黒番用 · クラブ
タラッシュ・ディフェンス
16/16
1.d4d52.c4e63.Nc3c54.cxd5exd55.Nf3Nc66.g3Nf67.Bg2Be78.O-OO-O
黒はクイーンズ・ギャンビットに対して、d5 を受け身に支えるのではなく ...c5 でセンターに打ち返し、孤立 d ポーンと引き換えに自由な駒の働き、ビショップペア、ルークの通る開いた線を手にします。長い目で見た形の健全さを、短期の活発さと交換する指し方です。つまりこのオープニング全体が、孤立ポーンが本当の弱点になる前に、自分の駒が白のゆっくりした締めつけを追い越せるという賭けになっています。
狙いどころ
- 孤立 d ポーンは承知のうえで受け入れる。白の駒から c3/d4/e4 を奪い、こちらにはビショップペアと、ルークの通る開いた c ファイルと e ファイルが残る。慌てて一手で「直そう」としない。
- ほかに手をつける前に展開を終える(Nf6、Be7、O-O)。白のフィアンケット・プラン(6.g3、7.Bg2)の狙いは、黒がもたついたところに Bg5、cxd4、Nxd4 と孤立ポーンを直接叩くこと。メインラインの 9.Bg5 cxd4 10.Nxd4 がまさにその形。
- 支えのない ...d4 を突かない。...Bb4+ や b2 への圧力(シャラ/タラッシュ・ギャンビットの考え方)といった続きがなければ、白に一手と標的を与えるだけになる。時間を稼ぐか、駒のために線を開くときだけ進める。
- 白が dxc5 でポーンを取り返してきたら、ビショップで取り返して(...Bxc5)展開を続ける。取り返しにこだわると、ナイトが a4 に来てビショップに当たり、ポーン一つ分より多くの時間を失うことになる。
- 明マスのビショップが e6/d5 のポーンの後ろに閉じ込められないよう気をつける。...Be7 の前に g4 か e6 へ出しておく。孤立ポーンを抱えた局面ではナイトと交換するのは良い逃げ道だが、単純化したいだけで「ただで」手放すと、受け身なエンドゲームが残る。
- 相手が静かなメインラインではなく 5.e4!?(マーシャル・ギャンビット)と来たら、...dxe4 と取って展開を終えればよい。局面は互いに開ける。持ちきれないのを怖がってすぐ返してしまうほうが、実際に失うよりクラブレベルでは多いミス。
実戦データベースLichess 1600–2000 · ブリッツ + ラピッド
Tarrasch Defense: Classical Variation144k 局 · 白番
手白 / 引き分け / 黒頻度対局数スコア
29%41k55%
10%15k56%
7.1%10k58%
4.5%6.5k53%
3.3%4.7k52%
3%4.3k55%
2.8%4.1k57%
2.5%3.5k49%
1.4%2.0k45%
この変化の名局6.4k マスターの対局
Nakamura, Hi (2777) – Mamedyarov, S. (2801)Vachier Lagrave, M. (2775) – Grischuk, A. (2766)Gelfand, Boris (2733) – Ivanchuk, Vassily (2779)Ding Liren (2778) – Mamedov, Rau (2704)Vidit, S. (2707) – Wei Yi (2741)Kramnik, Vladimir (2790) – Sadler, Matthew (2650)Gelfand, Boris (2714) – Grischuk, Alexander (2719)Karpov, Anatoly (2705) – Kasparov, Garry (2715)このオープニングの使い手 Ding Liren · Gelfand, Boris · Karpov, Anatoly
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Tarrasch Defense: Classical Variation, Carlsbad Variation9.Bg5 · 6 本の先の変化Tarrasch Defense: Classical Variation, Advance Variation9.Bg5 c4Tarrasch Defense: Classical Variation, Endgame Variation9.Bg5 Be6Tarrasch Defense: Classical Variation, Classical Tarrasch Gambit9.dxc5 d4
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