白番用 · クラブ

ニムゾ・ラーセン・アタック

14/14
1.b3e52.Bb2Nc63.c4Nf64.Nc3Bb45.Qc2O-O6.a3Bxc37.Qxc3Re8

白は e4/d4 の古典的なセンターを丸ごと省き、クイーンサイドのビショップを b2 にフィアンケットして、長い対角線から e5、ゆくゆくは g7 を睨みます。このオープニングは暗記した手順ではなく、ひとつのプランです。まず駒でセンターを支配し、c4/d4/e3 は黒の出方を見てから決めます。主流理論から離れ、白のほうがよく分かっている局面へ持ち込む指し方です。

狙いどころ
  • ポーンでセンターを占めるのではなく、ビショップを長い対角線から g7 と e5 のポーンに向ける。ナイトと交換せずに残しておく。最良の駒であり続けるから。
  • 黒が自然な 1...e5 で来たら、d3/e3 を早く決めず、Bb2、c4、Nc3 で応じる。...Bb4 でナイトに当たってくるのは普通のことで、Qc2 のあと a3(必要なら c3 で取り返す)としておけば形は崩れない。
  • 1...d5 に対して、ビショップが「展開されていない」ことを気にしない。e3、Nf3、Be2/Bd3 と指し、駒が出てから c4 か d4 を突く。クラブレベルでは c4 を急ぎすぎて、黒に ...d4 で楽に空間を取られる例が多い。
  • 黒が早めに ...d5 と来たときは、グラーツ・アタックの考え方(2.Ba3)を覚えておく。黒が ...Nd7 や ...Bd6 で f8 を守る前に暗マスのビショップを交換すると、キャスリングを妨げられる。低いレートの相手が見落としやすい手筋。
  • 局面を開ける前に、短くキャスリングしてキングを安全にしておく。長い対角線はこちらの武器でもあり弱点でもある。c1 のビショップはすでに出ているのだから、フィアンケットのないキングサイドの g1 に自分のキングを置くのは問題ない。
  • 特別に準備していないなら、早い g4(スパイク変化)で伸びすぎない。このレベルでは本当の攻めになるより、時間を損して自分のキングを弱くすることのほうが多い。基本プランではなく、不意打ちの武器として扱う。
実戦データベースLichess 1600–2000 · ブリッツ + ラピッド
Nimzo-Larsen Attack: Modern Variation4 · 白番
このレベルでこの局面に到達した対局は 4 局しかありません。数字は目安として見てください。
白 / 引き分け / 黒頻度対局数スコア
75%333%
25%10%
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